2024/03/18
工学院大学とオーク製作所による研究グループは、発光層に岩塩構造酸化マグネシウム亜鉛を適用することで、190 nmから220 nmの波長域で発光するUV-Cランプの構築に成功しました。
■ポイント
・新しい超ワイドバンドギャップ半導体として注目を集める「岩塩構造酸化マグネシウム亜鉛」を用いたUV-Cランプを世界に先駆けて試作し実証した。
・波長202 nm をピークとするUV-C発光を観測した。 酸化マグネシウム亜鉛の混晶比を変化させることで、更に短波長域のランプへの展開が期待される。
・「水銀に関する水俣条約」により使用制限に向けた取り組みが求められる低圧水銀灯の代替光源や、環境と人にやさしいUV-C光源として社会応用が期待される。
■講演情報
本研究成果は、2024年3月22日から25日に開催される第71回応用物理学会春季学術講演会において、注目講演に選出されました。
講演番号: 23a-31A-7
題目: 190-220 nm で蛍光する Kr2 エキシマ励起岩塩構造 MgZnO ランプの開発
工学院大学との共同プレスリリース : 2024031801.pdf
工学院大学公式HP : https://www.kogakuin.ac.jp/news/2023/2024031891.html